前の記事の続き。
風俗嬢が店を変え、源氏名を変えるということはそれなりに訳があると思っていた。何も問題が無ければそこに居続けるだろうし。ましてや、高円寺で人気嬢の名を欲しいままにしていた女性である。
偶然移籍先を知ったからといって、その喜びを無邪気に彼女にぶつけてよいのか、彼女の過去を知らないふりをすることも優しさなのではないか、としばし悩んだ。
一方で、風俗嬢と客という関係だけど、縁がないとこういうこと(4年ぶりの再会)にはならないとも思った。「縁」って別にそういう意味じゃなくて、一般論として、ね。
結果的に杞憂だった(と思いたい)。プレイ後に打ち明けたら、彼女は(表面上)喜んでくれた。「やっぱりどこかで会ったことあると思ってたんだ!また来てくれてありがとう!」と。
訊けば、2014年にピンサロを辞めてからすぐ、今のホテヘルに移籍。高円寺時代の客はほとんど付いていき、新大久保の常連として今も彼女を支えているらしい。僕はこの4年間何をしていたのか。。。まあ僕なりに充実したピンクライフ(笑)を送ってきた自負はあるので、後悔はしていない、たぶん。。。それは今後記事にしていきたい。
薄暗いピンサロの店内(前の記事の注釈参照)だから、僕の顔なんか覚えていないだろうと思っていたので、彼女のプロ意識に驚いた。情けないけど、正直僕は顔を覚えていなかった。ピンサロの常連気取りでいたが、今思えば彼女の美しい巨乳、テクニックという「記号」にのめり込んでいただけだったのだ。
「おしぼりだけのピンサロは不衛生だったし、シャワーを浴びられるホテヘルの方が良い」と彼女。「ホテヘルは1回60分~っていうのも大きいよね。ピンサロは30分だし」と僕は続けた。ピンサロは口でのサービスがメインとなる。30分毎に違う男性に接客して、1日中働き続けたら顎がおかしくなる女性もいるという、過酷な労働環境なのだ。
気がついたら60分が経ち、非情なタイマー音が室内に鳴り響いた。身支度をして精算、退室してホテル前でバイバイした。
意を決して、かつてハマった女性に会いに行って良かった。「初めましてじゃないよ!」と言えて良かった。温かい気持ちになった。
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このホテヘルは、プレイ終了後に受付所に戻ってアンケートを記入すると1000円キャッシュバック、という料金システムを導入していた。こういう商売が蔓延っているから、日本経済はデフレから脱却できないのだと憤りながらアンケートを記入した。
そのアンケートには「デコルテ、鼠径(そけい)部」といった、およそヘルスサービスに相応しくない質問項目が並んでいた。正直1000円目当てで立ち寄っただけだし、彼女の余韻に浸りながら全部「◎」をつけて提出した。
店員「あ、お客様すみません。これは系列のマッサージ店のアンケート用紙でした。口頭で良いので教えてください。プレイはいかがでしたか?」
スズキクンクン「ええ、まあ。。。」
店員「特に良かったサービスはありますか?」
ス「う~ん、パイズリとか。。。(恥)」
店員「本日のプレイは何点でしたか?」
ス「100点ですかね。。。」
店員「ありがとうございます!こちらキャッシュバックさせて頂きます!」
キモいオッサン店員にプレイの詳細を話すという身の毛もよだつ羞恥プレイも味わいながら、日本屈指のコリアンタウン新大久保を後にしたのであった。
新大久保の猥雑な感じ、いつも池袋で遊んでいるから新鮮だった。普通に食事目的で行くのもありかな。読者の皆さん、よかったらオススメ教えてください。